2019年7月17日(水)

ドイツ銀、不良資産切り離し検討 投資銀行部門を縮小

金融機関
ヨーロッパ
2019/6/17 6:45
保存
共有
印刷
その他

【ベルリン=石川潤】経営再建中のドイツ銀行が、投資銀行部門の大規模な資産切り離しの検討を始めたことが16日までに分かった。不良資産の受け皿となる資産管理会社(バッドバンク)の設立や資産売却などを視野に入れているとみられ、最大500億ユーロ(約6兆円)規模に達する可能性がある。英フィナンシャル・タイムズが報じた。

経営立て直しを急ぐドイツ銀行のゼービングCEO=ロイター

経営立て直しを急ぐドイツ銀行のゼービングCEO=ロイター

切り離しの対象となるのは主にデリバティブ(金融派生商品)関連の資産とみられる。正式決定はされていないが、実現すれば、ドイツ銀の投資銀行部門は大幅な縮小を迫られることになる。ドイツ銀のゼービング最高経営責任者(CEO)は5月の株主総会でも「大胆な縮小の準備はできている」と語っていた。

ドイツ銀が投資銀行部門の縮小を検討するのは、かつての稼ぎ頭であった同部門が収益の不安定要因になっているためだ。ドイツ銀は2018年に4年ぶりに最終黒字に転じたが、ライバル銀行に比べて低い収益力の回復が課題だった。

投資銀行部門は19年1~3月期まで2四半期連続の税引き前赤字で、立て直しが急務となっていた。低迷する株価を反転させるためにも、投資家を納得させる大胆なリストラ策を求める声が高まっていた。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。