2019年7月18日(木)

米、対イランで軍事的措置も タンカー攻撃で国務長官

トランプ政権
イラン緊迫
中東・アフリカ
北米
2019/6/17 3:38
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ポンペオ米国務長官は「トランプ大統領はイランとの戦争を望んでいない」とも語った=AP

ポンペオ米国務長官は「トランプ大統領はイランとの戦争を望んでいない」とも語った=AP

【ワシントン=中村亮】ポンペオ米国務長官は16日、CBSテレビのインタビューで「イランに対する抑止力を取り戻すため一連の措置を講じることができる」と強調し、軍事的措置も選択肢になると語った。イランの精鋭部隊が中東のホルムズ海峡付近でタンカーを攻撃したと判断し、対抗措置をとる意向を示したものだ。

ポンペオ氏は対抗措置に関して「あらゆることを検討しトランプ大統領にも複数回説明した」と述べた。「軍事的対応も含まれるか」と問われて「もちろんだ」と応じた。一方で「大統領は戦争を望んでいない」とも指摘し、イランとの緊張が過度に高まる事態を避けたい意向もにじませた。米政権は5月以降に空母や戦略爆撃機を中東に派遣し、イランとの軍事衝突のリスクが高まった。

ポンペオ氏は同日、FOXニュースにも出演し、タンカー攻撃へのイランの関与について「米情報機関は多くのデータと証拠を持ち合わせている」と指摘した。「国際社会もその多くを見ることになる」と強調した。

米軍は13日、イランの関与を示すとする映像を公開したが、ポンペオ氏はさらに情報公開を進める考えを示した形だ。英国やサウジアラビアは米国と足並みをそろえてイランの犯行と断定したが、中国やロシア、独仏は結論を保留している。イランは関与を否定している。

ポンペオ氏は日本や中国、韓国が中東諸国と原油取引が多いことにも触れて「中東での航行の自由を守る全ての措置をとる」と強調した。一方で日中韓などに関して「イランの挑発的行動が自国の経済や人々に大きなリスクであると認識して米国(の対イラン政策)に同意することを望む」と語った。

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