大火災2カ月、初のミサ 仏寺院「今も生きている」

2019/6/16 15:48
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【パリ=共同】パリ中心部の世界遺産ノートルダム寺院(大聖堂)で、4月の大火災から2カ月となる15日、火災後初のミサが執り行われ、オプティ・パリ大司教は「大聖堂は今も生きている」と世界に訴えた。安全上の理由で参加者は聖職者ら約30人に限定された。

 作業用ヘルメットを着用し、ノートルダム寺院で大火災後初めてのミサを執り行う聖職者ら=15日、パリ(KTO提供)=共同

ミサは、被害を免れた小聖堂で行われた。依然、建物の保全作業は続いており、参加者は全員作業用ヘルメットを着用してミサに臨んだ。カトリック系の放送局がテレビとインターネットで生中継した。終了後、オプティ大司教は記者会見で「感動的で、希望を感じさせる時間」だったと述べた。

火災後も多くの観光客やカトリック信者が寺院周辺を訪れており、パリ司教区は、寺院がささげられた聖母マリアの像を設置した祈りの場を寺院前の広場につくり、信徒らを迎える考え。

寺院は4月15日の火災で尖塔(せんとう)や木造の屋根組みが焼け落ちた。天井の崩壊を防ぐために梁(はり)を巡らす作業や、落ちた屋根組みなどの残骸の搬出がなお続いている。こうした作業はまだ数カ月かかるとみられ、地元紙パリジャンは修復工事が始まるのは来年初めとなる見通しだと伝えた。

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