2019年7月21日(日)

サッカー

なでしこ覚醒初白星 岩渕、鬱憤晴らす先制弾

2019/6/15 23:30
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【レンヌ(フランス)=本池英人】サッカーの女子ワールドカップ(W杯)フランス大会第8日は14日、レンヌなどで行われ、1次リーグD組の日本代表「なでしこジャパン」はスコットランドを2-1で下し、今大会初勝利を挙げた。日本は1勝1分けの勝ち点4で、同組2位に浮上した。

スコットランド戦で、先制ゴールを決める岩渕(右)=共同

スコットランド戦で、先制ゴールを決める岩渕(右)=共同

ズドンという筒音が聞こえるような強烈な一撃だった。「みんなの気持ちがうまく乗って、いい感じで飛んでいってくれた」と岩渕が振り返る通り、日本の進撃の号砲となった今大会初ゴール。初戦で勝ちきれなかったチームに漂う不安も自分自身の鬱憤も、まとめて吹き飛ばすのに十分なインパクトを備えていた。

右足でシュートを打つこと自体が久しぶりだったという。過去に何度も痛めている右膝を5月の国内リーグでまたしても負傷。1カ月あまりの調整を経て初戦のアルゼンチン戦で戦列復帰したものの、「打ったら痛みが出ちゃう部分がけっこうあった。シュート練習も、もどかしさしかない中でやっていた」。

それでも先発を任されたのは攻撃のスイッチを入れる仕事を期待されてのこと。FW菅沢のやや後方でスペースを見つけてはボールを引き出し、自在なドリブルと1タッチパスで役割を存分にこなした。菅沢は「相手の守備ラインとボランチの間が空いていて、うまく真奈(岩渕)たちが関わってくれたので孤立せずにいい距離感でテンポ良く回せた」と感謝する。

小粋な股抜きパスで自身のゴールをアシストした19歳の遠藤や途中出場した21歳の小林ら、周囲には若手アタッカーが多い。18歳でW杯初優勝を経験した2011年大会や前回は切り札的な起用だったが、今大会はフル回転でチームを導くべき大黒柱だ。

幸い、豪快に右足を振り抜いた先制シュートでも痛みはぶり返さなかった。「これで勢いに乗りたいけれど、今はホッとしているの一言に尽きるかな」。自分もチームも、ようやく歯車が回り出したことへの安堵感だろう。

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