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なでしこW杯初勝利 「日本らしさ戻った」危機感

2019/6/15 6:30
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スコットランド戦前半、先制ゴールを決め、駆けだす岩渕(8)=共同

スコットランド戦前半、先制ゴールを決め、駆けだす岩渕(8)=共同

【レンヌ(フランス)=本池英人】サッカーの女子ワールドカップ(W杯)フランス大会第8日は14日、各地で1次リーグ第2戦が行われ、日本代表「なでしこジャパン」はスコットランドを2-1で下して大会初勝利を挙げた。1勝1分けの日本は勝ち点4とし、スコットランドは2連敗。日本は前半に岩渕(INAC神戸)が先制点を挙げ、菅沢(浦和)がPKで追加点。相手の反撃を後半の1点に抑えた。

【関連記事】なでしこ今大会初勝利 サッカー女子W杯

引き分けでも1次リーグ敗退が現実味を帯びるという危機感が良薬となったか。「全員のお尻に火がついた。勝つしかない状況で、特に前半はゴールに向かう姿勢、全員の連動というところで少し日本らしさが戻ってきたかな」。勝ち点3という結果と内容を両立した戦いぶりに、高倉監督もホッと胸をなで下ろす。

スコットランドに勝利し、籾木と抱き合い喜ぶ菅沢(左端)=共同

スコットランドに勝利し、籾木と抱き合い喜ぶ菅沢(左端)=共同

もっさりした攻撃に終始したアルゼンチン戦の反省会を選手らが繰り返し、やるべきことを明確に整理した。速さや高さにものをいわせて攻撃陣と守備陣で分業制を敷くような大味のサッカーが幅を利かせるなか、攻防一体の切り替えの速さこそがなでしこの生命線。その点で両ボランチの働きぶりは見事だった。

「相手にスピードに乗られると勝てない。先手先手で早く準備できれば攻撃の芽を摘める」という杉田(INAC神戸)は果敢に攻め上がってフィニッシュにも絡みつつ、ボールを失った瞬間に相手へ寄せてパスコースを遮断。スコットランドの速攻を未然に防いだ。

相棒の三浦(日テレ)は下がり目に控えながら、照準を定めて激しいチャージを浴びせた。「いい形でボールを奪えていたので、そこからの攻撃の流れが良くなった」。その意識が23分の先制点に結実した。GKの頭上を豪快に射抜いた岩渕のゴールをお膳立てしたのは、相手のクリアミスをすぐさま奪い返した遠藤(日テレ)の出足の速さだった。

スコットランド戦前半、ドリブルで攻め込む遠藤(右)=共同

スコットランド戦前半、ドリブルで攻め込む遠藤(右)=共同

後半途中からパワー勝負に気押された試合運びの拙さ、不用意なキックミスが相手へのラストパスになってしまった失点のうかつさは次への課題。それでも高倉監督は「チームの雰囲気は明らかに変わった。気持ちもプレーもレベルが一段上がった」と、初戦から中3日で選手が見せた成長を語る。失敗から学ぶ反発力こそが、なでしこの強さの源泉だ。

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