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メキシコ経済相「報復関税準備する」 米追加関税なら

【メキシコシティ=丸山修一】メキシコのマルケス経済相は14日、米が現在は「無期延期」としている移民対応を巡る追加関税が発動された場合には、「報復関税のリストを準備することになる」と話した。米中の貿易摩擦が過熱する中、メキシコは米にとって最大の貿易相手国になっている。両国が追加関税を発動し合えば、さらに世界経済を下振れさせかねない。

北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新協定、USMCA(米・メキシコ・カナダ協定)の批准を巡って審議中の連邦議会上院で発言した。マルケス氏は現行のNAFTAや世界貿易機関(WTO)の枠組みを使って、対抗措置をとるとも話し、追加関税の発動を準備している米をけん制した。

米トランプ政権は5月30日、移民対応が不十分だとして、メキシコからの全輸入品目に5%の追加関税を課すと発表した。メキシコ政府はエブラルド外相らをワシントンへ派遣して協議を実施し、不法移民対応の拡充などで合意して関税発動はいったん、見送られた。しかしメキシコ側の移民対応の状況次第では、再び米が追加関税を発動しようとする可能性も十分ある。

米・メキシコ間で追加関税を発動し合うことになればさらなる世界経済への影響は避けられないほか、自動車産業を中心に日本企業も北米戦略を見直さざるを得ない状況も考えられる。

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