ブラジルで地下鉄など運休 年金改革反対でスト

2019/6/15 3:38
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【サンパウロ=外山尚之】ブラジルで14日、政府の進める年金改革に反対する労働組合がストライキを実施した。各地で地下鉄や長距離バスなどが運休したほか、銀行が休業となった。改革路線を推進するボルソナロ政権に対し圧力をかけた形だが、政治的な動機のストに対する国民の反発も強い。

地下鉄の部分不通を示す看板(14日、サンパウロ)

14日、ストにより閉鎖された銀行の店舗(サンパウロ)

ブラジル議会は年金支給年齢の引き上げを柱とした年金改革法案を議論しており、これに反発する左派系の労働組合がストを主導した。最大都市サンパウロでは地下鉄が部分不通となったほか、大半の銀行も店舗を休業した。ただ市内の路線バスなどは運行を続け、多くの商店も通常通り営業した。参加した組合は限定的だったとみられる。

経済誌エザミ(電子版)はツイッターを分析し「ストに反対する人たちが多数派だった」と報じた。ブラジル国民の関心が高いサッカーのコパ・アメリカ(南米選手権)の開幕日にストをぶつけたことに対する反発も強かった。

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