ファーウェイ、5Gスマホの発売延期
3カ月、部品調達などに遅れか

ファーウェイ
2019/6/14 21:03
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【広州=川上尚志】中国通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)が次世代通信規格「5G」に対応する同社初のスマートフォンの発売を3カ月延期することが14日、わかった。幹部の発言として複数の米メディアが報じた。当初は6月ごろの予定だったが、9月になるという。部品の調達や認証試験などに時間がかかっているようだ。

ファーウェイは海外で売るスマホに米グーグルのアプリを採用しているが、米制裁で利用できなくなる恐れがある=AP

ファーウェイは当初、6月ごろに「5G」対応スマホを発売する予定だった(2月、スペインでの展示会)

ファーウェイは海外で売るスマホに米グーグルのアプリを採用しているが、米制裁で利用できなくなる恐れがある=AP

ファーウェイの5G対応スマホ「Mate X」は画面に有機ELパネルを使い、開くとタブレット、畳むとスマホとして使うことができる。複数の中国メディアは、パネルの調達に問題が生じ、9月に延期する可能性があると報じていた。

ロイター通信によるとファーウェイの幹部が14日に香港で開かれたイベントに出席し、発売の延期を認めた。現在多くの通信会社と認証試験を実施しており、8月に試験が終わってから発売するという。米国は5月にファーウェイに対する事実上の輸出禁止措置を発動し、米企業から部品やソフトの調達ができなくなっている。ただ、米国の制裁が発売延期の理由ではないとしている。

ファーウェイはスマホ向け基本ソフト(OS)の開発も急いでいる。米国による制裁で米グーグルのOSの関連アプリが使えなくなる見込みのためで、2019年秋にも独自OSを搭載したスマホを発売する。OSの名称は「鴻蒙」で、世界知的所有権機関(WIPO)によると、すでにEUのほか韓国、カナダなどで商標登録を出願した。

ただ現状のスマホ向けOSはグーグルの「アンドロイド」と米アップルの「iOS」がほぼ100%のシェアを握る。すでに多くのスマホに搭載実績があり、アプリの種類も豊富だからだ。ファーウェイが独自OSや関連アプリをそろえたとしても、使い勝手などは未知数で、顧客に支持されるかは不透明だ。

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