直進車の女性不起訴 大津、保育園児死傷事故

2019/6/14 18:24
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大津市の交差点で5月に保育園児ら16人が死傷した事故で、大津地検は14日、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の疑いで書類送検された直進車の女性(62)を不起訴処分とした。「刑事責任を問える過失は認めがたい」と説明しており、嫌疑不十分とみられる。

地検によると、女性の軽乗用車は法定速度以下で前方不注視もなく、青信号に従い交差点を直進しようとした。事故は突然右折してきた乗用車に衝突されたことで発生したとしている。

地検は自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪で、右折車を運転していた新立文子被告(52)=大津市=を起訴している。事故では、琵琶湖畔に向かって散歩中だった近くの「レイモンド淡海保育園」の園児と保育士らの列に、女性の車が突っ込んで2歳児の2人が死亡、14人がけがをした。

女性の処分を巡っては、被害者側の弁護団が13日、被害者の心情に配慮するよう求める文書を地検に提出。弁護団によると、被害園児の保護者らは今月上旬、検察官からドライブレコーダーの映像などを見せてもらい、処罰は難しいという趣旨の説明を受けた。保護者の一部から「納得がいかない」という声が上がっていた。

弁護団は「被害者への配慮を求めた翌日に処分したことは拙速で遺憾だ」としている。〔共同〕

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