2019年8月23日(金)

倉庫借り主に無罪判決 名古屋の大量覚醒剤事件

2019/6/14 17:30
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名古屋市の倉庫で覚醒剤約340キロ(末端価格200億円相当)が押収された事件で、覚せい剤取締法違反(営利目的所持)罪に問われた倉庫の借り主で中国籍、服部宇君被告(50)の判決が14日、名古屋地裁であった。吉井隆平裁判長は「覚醒剤があると認識していたとは認められない」として、無罪を言い渡した。求刑は懲役10年、罰金350万円だった。

公判では、倉庫内のタイヤホイールの中に覚醒剤が隠されているとの認識があったかが争点となった。吉井裁判長は判決理由で、同被告が覚醒剤が倉庫に運び込まれた2018年10月2日に、警備会社へ倉庫警備を依頼していた点などを挙げ、「第三者に発見される恐れがある行動だ」と指摘。「覚醒剤が隠されていると認識していなかった疑いが残る」と述べた。

服部被告は18年11月、同市港区の倉庫内にある段ボールに入ったタイヤホイールに覚醒剤を隠し持っていたとして起訴された。愛知県警が同年10月4日、台湾籍の男3人=同罪で公判中=を倉庫で現行犯逮捕。服部被告は同月31日、中部国際空港から入国したところを逮捕された。

名古屋地検の築雅子次席検事は「判決内容を精査し、適切に対応したい」とコメントした。

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