日野自、運転手の異常を自動検知 大型観光バス発売

2019/6/14 15:28
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日野自動車は14日、運転手の異常などを検知した場合に車両を自動で止める機能を搭載した大型観光バス「日野セレガ」を7月1日に発売すると発表した。運転手の健康状態が変わるなど突然の異常が原因のバス事故が増えている。トラックでも事故を防ぐための技術を強化し、安全面での強化を図る。

同日に同社の羽村工場(東京都羽村市)で試乗会を開き、報道陣に公開した。従来のバスにも乗客らが運転手の異常に気付いた時に押して車両を止めることができる非常ブレーキボタンがあったが、システムが自動で異常を検知し止めることでさらに安全性を高めた。

新しいシステムではダッシュボード上に設置されたカメラで運転手の目の開閉状態や、うつむき、横方向への倒れ、突っ伏しなど姿勢の崩れを把握。約5秒間崩れた姿勢が続いたまま車線を逸脱し、警報が鳴っても車線に復帰するような操作がなされない場合にブレーキを自動でかける。

乗客に配慮し、減速しスピードを落としてから強いブレーキで車両を止め、音やライトで車内外にも知らせる。東京地区での希望小売価格は代表的な車型の座席が11列のタイプで4953万4200円。

他にも2019年に発売した小型トラックにはコンビニエンスストアの駐車場などでも誤発進をしないよう、透明なガラスなども検知する誤発進抑制機能を搭載。大型トラックでは運転手の異常検知の精度を向上したほか、車などを検知し出合い頭での事故を防ぐレーダーも搭載した。今後もさらに安全運転支援や事故を減らす技術の開発を強化する方針だ。

(岡田江美)

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