2019年7月17日(水)

米イラン、一線越えのリスク CSIS上級副所長

トランプ政権
中東・アフリカ
北米
2019/6/14 14:42
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ジョン・アルターマン米戦略国際問題研究所(CSIS)上級副所長 イランは国際社会が米国に対話に応じるよう要求することを望んでいる。イラン核合意の破棄をちらつかせたり、ペルシャ湾周辺での安全保障を脅かしたりして国際社会に圧力をかける。これは米国の経済制裁が効果をあげていることの裏返しだ。イランの瀬戸際戦術は当面続く。

CSISのアルターマン氏

イランは米国の対抗措置を招かないギリギリの範囲で挑発行為をしており、意図せぬ形で一線を越えるリスクがある。5月以降のように両国の緊張を高めることは簡単だが、それを収束させる手段を見いだすのは難しい。米軍は中東にさらに戦力を割くとアジアで中国対策が手薄になるジレンマを抱える。緊張を高めたくないのが本音だろう。

トランプ政権には対話に向けて妥協する緊急性も必要性もない。2020年の大統領選に影響を及ぼす戦争に至らない範囲で圧力をかけてイラン経済を疲弊させようとするだろう。ただ行動の予測が難しいトランプ大統領が突然譲歩して首脳会談を目指すシナリオもゼロではない。

(ワシントン=中村亮)

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