2019年7月24日(水)

吹田いじめ 府警が5人を児相通告 第三者委設置前に

2019/6/14 12:18
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大阪府吹田市立小の小学5年の女児が同級生から長期の集団いじめを受けていたのに、学校や市教育委員会が約1年半にわたり放置していた問題で、府警が2017年7月、同級生の男児5人を児童相談所に通告していたことが14日、府警などへの取材で分かった。女児の両親は同年春から市教委に第三者委の設置を求めていたが、設置が決まったのは通告後の同年8月だった。

大阪府吹田市の市立小女児のいじめ対応で、謝罪する教育委員会の幹部ら(12日午後、吹田市役所)=共同

市の第三者委の報告書によると、女児は1年生だった15年秋ごろから、男児5人にボールをぶつけられたりランドセルを引っ張られたりする暴行を受け、16年3月に左足首を骨折。いじめは17年3月まで続き、心的外傷後ストレス障害(PTSD)や心因性の視力障害なども負った。

府警は17年6月に両親から被害届を受理。暴行などがあったとして、学校関係者や男児らに聞き取りを実施し、同年7月に男児5人を児相に通告した。通告を受けた児相は男児らと面談したという。

女児が17年3月、「嫌なことを言われた」と親に伝えていじめが発覚。学校に被害を訴えたが、女児は数日後に再びいじめを受けて登校できなくなった。

同時期、両親は市教委に第三者委の設置を求めたが、市教委は「子供たちの記憶が薄れていて実態解明は難しい」として不要と結論づけた。教育委員からの求めで第三者委の設置が決まったのは、通告翌月の同年8月だった。

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