2019年7月16日(火)

訴追手続きにAI導入へ サンフランシスコ検察

北米
2019/6/14 8:01
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【ニューヨーク=伴百江】米カリフォルニア州サンフランシスコの検察当局は、人種偏見による冤罪(えんざい)を減らすため、犯罪の訴追手続きに人工知能(AI)技術を7月から導入する。米国では黒人やヒスパニックなど有色人種の犯罪検挙率が白人に比べて高いとされ、冤罪も多い。AIの導入で取り調べの客観性向上につなげていきたい考えだ。

AIによって電子捜査報告書から容疑者の氏名や人種、髪の色などを排除する=AP

米メディアは全米初の試みと伝えている。スタンフォード大学が技術を開発し、サンフランシスコ市に無償で提供する。警察官が容疑者を検挙する際、AIによって電子捜査報告書から容疑者の氏名や人種、目や髪の色、検挙した地域名などを排除する。容疑者の見た目だけでなく、氏名や地域名も特定の人種や民族と関連づけられ偏見を生むことがあるためだ。

この捜査報告書をもとに検察当局は訴追するかどうかを判断し、次の段階の報告書にAIが排除していた情報を加えて従来通りの捜査を実施する。無意識に捜査に影響していた検察官の人種偏見を取り除くことで、捜査当局に対する市民の不信感の払拭につなげていく。

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