2019年8月20日(火)

DNA保管「違憲」と提訴 抹消求め、名古屋の女性

2019/6/13 18:02
保存
共有
印刷
その他

取り調べを受けた際に採取されたDNAデータなどを捜査終了後も警察が法的根拠なく保管しているのはプライバシーを侵害しており、憲法に違反するなどとして、名古屋市の50代の女性が13日、国にデータや指紋の抹消と慰謝料150万円を求め名古屋地裁に提訴した。

採取したDNAデータは、警察庁が国家公安委員会規則に基づき管理保管。昨年末時点で約121万件分が登録されている。登録された人が死亡したり、必要がなくなったりすると抹消されるが、運用基準を定めた法律はない。

代理人によると、DNAデータを巡り、採取方法の違法性を主張したり、抹消を求めたりする訴訟はあったが、保管の違憲性を問う訴訟は異例という。

訴状によると、女性は2014年7月、行方不明になった犬の情報を求めるチラシを電柱に張ったとして市屋外広告物条例違反の疑いで愛知県警の取り調べを受け、8月に指紋とDNAを採取された。

女性は同容疑で書類送検され、その後不起訴となった。DNAデータを消すよう求めたが、県警から抹消したとの連絡はないとしている。

その上で「捜査終了後も将来の犯罪捜査目的でデータを保管するには別に法的根拠が必要だ」とし、プライバシーの権利を保障する憲法13条に違反すると主張している。〔共同〕

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。