2019年6月17日(月)

中国吉利汽車と韓国LG化学、車載用電池で合弁会社

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アジアBiz
2019/6/13 15:30
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【広州=川上尚志】中国自動車大手の浙江吉利控股集団(浙江省)と、韓国電池大手のLG化学は、車載用電池の合弁会社を設立する。吉利は電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)などエコカー販売の拡大に向け、基幹部品である電池の安定調達につなげるのが狙い。中国では新車販売が落ち込む中でもEVなどの需要は伸びており、両社は共同で需要の取り込みを急ぐ。

吉利汽車は、LG化学と組んで電池調達を安定させ、電気自動車の販売拡大を目指す(中国・広東省広州市の販売店)

合弁会社の資本金は1億8800万ドル(約200億円)。具体的には、吉利の子会社とLG化学が折半出資する。新工場を建設し、2022年に生産を開始する。LG化学が、特定の自動車メーカーと電池の合弁会社を設立するのは初めて。

吉利は車載用電池で世界最大手である中国の寧徳時代新能源科技(CATL)とも合弁会社を18年末に設立したばかり。主に同社から電池を調達していた。一方、EV電池の有力企業であるLG化学とも合弁事業を展開することで、さらなる電池の安定調達につなげたい考えだ。

吉利の18年の新車販売実績は150万台だった。このうちEVなどのエコカーは約7万台と5%弱にとどまった。電池の安定調達にメドをつけたことを機に、今後はEV中心に販売を一段と伸ばす計画だ。

中国の新車販売は18年に28年ぶりに前年実績を割り込んだ。19年も落ち込みが続いている。ただEVとPHVの販売は伸びており、18年の販売台数は17年比6割増の125万台だった。中国政府は20年に200万台、25年には700万台に伸ばす目標を掲げている。それに合わせて車載用電池の需要も拡大が見込まれている。

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