町田の高齢者施設、妻殺害容疑で71歳夫を逮捕
東京都町田市のサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)で2018年9月、入居者の関初枝さん(当時69)が頭部を殴られ殺害された事件で、警視庁は13日、隣の部屋で生活していた夫の関健次容疑者(71)=さいたま市中央区大戸=を殺人容疑で逮捕した。同庁によると、関容疑者は「やっていません」と否認し、その後は黙秘している。
逮捕容疑は18年9月20日午後9時から21日午前6時ごろまでの間、町田市のサ高住「ココファンまちだ鶴川」内の初枝さんの自室で初枝さんの頭部を鈍器のようなもので殴り、殺害した疑い。
事件は18年9月21日に発覚。初枝さんが1階の自室で血を流し倒れているのを発見したとして、関容疑者が同日午前6時すぎに110番通報した。司法解剖の結果、初枝さんの死因は脳挫傷などと判明した。
初枝さんの部屋は窓が施錠されておらず、タンスが物色されているなど何者かが侵入したような形跡があった。しかし警視庁は施設の防犯カメラ映像などから外部からの侵入者はおらず、関容疑者による犯行と判断した。関容疑者は事件後に転居していた。