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パーサさん、月16万生活で資産形成(投信ブロガー)

2019/6/18 12:00
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ブログ「月16万の都会暮らし資産運用記」を運営する「パーサ」さんこと「パーサモウニアス」さんは、首都圏の賃貸住宅に暮らす30代の独身男性。ハンドル名のパーサモウニアス(parsimonious)は英語で極度の倹約家、ドケチを意味し、払うべきものにはきちんとお金を使いながらも浪費をせずに資産運用に取り組んでいくという考えを込めたという。

就職してから毎月の支出を16万円以内に抑えて資産運用を続けてきた結果、金融資産は約1656万円まで増えた(5月末時点)。パーサさんに、生活をやりくりしながら資産形成するコツを聞いた。

■ゲーム感覚で貯蓄を楽しむ

――資産運用の経緯を教えてください。

「2008年に就職した当初、給料は手取り14万円でした。それでも貯蓄を始めようという意識はあったので、給与天引きで毎月3万円を利回りが高めの職場貯金に預け、同居していた実家に5万円の生活費を納めていました。残りの給料やボーナスをあまり使わなかったので、普通預金に丸々お金がたまっていきました」

「そのうち、スマホのロールプレイングゲーム(RPG)で敵の最弱モンスターを倒しながら冒険を続けていくのにはまったように、コツコツためていくことが楽しくなりました」

「普通預金が500万円までたまり、震災があった11年の翌年に『個人向け復興応援国債』を300万円購入しました。それが最初の金融商品です」

■NISAをきっかけに本格投資

――資産運用を本格的に始めたきっかけは何ですか。

「NISA(少額投資非課税制度)です。14年ごろに実家を出て一人暮らしを始めたのですが、手持ちの金融資産が1千万円を超えたため、リスク資産に投資をしてもう少し増やしていきたいと思うようになっていました」

「NISAという言葉を頻繁に耳にするようになり、リスクをとる資産運用にも興味が湧いてきたので、ネットの情報をかき集めながら、仮にすべて失っても生活に大きな影響がでない範囲ということで、NISAも使って150万円を投資してみました」

「最初は日本株のスポット投資と、投資信託の積み立て投資からスタート。どんな投資の仕方が自分に合っているか分からなかったので、少しずつつまみ食いをして、自分に合った投資手法を探りました。今でも様々な金融商品に投資しており、ハイブリッド投資家を自認しています」

「同時に、お金にかかわることを浅く広く学びたいとも思い、16年にはFP(ファイナンシャルプランナー)3級の資格を取得しました」

■特定口座とiDeCoで毎月積み立て

――具体的な投資商品を教えてください。

「現在は特定口座とiDeCo(個人型の確定拠出年金)での投信積み立てを軸にして、個別株や上場投資信託(ETF)、外貨建て預金、ネット経由で融資を仲介するソーシャルレンディングへ、随時スポット的に投資しています」

「具体的には毎月、特定口座で5万5000円、iDeCoで1万2000円、職場の給与天引き預金に1万円を積み立て、NISAは主に個別株やETFの購入に利用しています」

「資産全体に占めるリスク資産の割合は『100から年齢を引いた数字』を目安にし、現在はリスク資産が6割、貯金が4割程度。資産全体の目標リターンは年2%以上です」

「リスク資産の大半は個別株で全体の約40%を占め、投信は13%ほどです。投信を保有することでリスクをある程度抑えています。円や米ドル以外に、有事に強い通貨も保有しようと思い、スイスフラン建てのスイス株にも投資しています(図A)」

■積み立て投資、メインはバランス型

――どんなファンドに投資していますか。

「保有ファンドは全部で14本です。そのうち、今は毎月6本のファンドを積み立てています。メインはバランス型の『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』で毎月4万円を積み立て投資しています(図B)」

――ファンド選びの基準はありますか。

「国際分散・時間分散・長期投資を心掛け、20年後、30年後に収益がプラスになると見込んだファンドを軸に選定しています。必ずしもコスト一辺倒にこだわっていません。投資に見合う価値があると判断すれば、コストは多少割高でも構いません」

「とりわけ、アクティブ(積極運用)型ファンドはファンドの運用理念に共感できるかどうかです。運用会社発行のリポートを見てきちんと確認します」

■スプレッドシートでリアルタイム管理

――資産管理はどうしていますか。

「資産の状況把握にはグーグルのスプレッドシート(同社が開発した表計算ソフト)を活用しています。シートに計算式を埋め込んでおけば、シートを開くたびに、金融商品の時価や資産配分をリアルタイムで確認することができます」

「保有口数や平均取得価格などをもとに評価額や各銘柄の損益額を知ることもでき、シートに概算のコスト(経費率)をあらかじめ入力しておくことで、ファンドを保有するのにかかる年間費用も分かります」

■月16万円の生活費と資産形成への挑戦

――ブログを始めたのはいつですか。

「NISAで本格投資をスタートした後に、まずは自分の投資の記録用にブログを始め、15年4月に一般公開しました。給料は就職当時より少しだけ増えましたが、月7万円ほどの家賃を含む生活費を16万円に抑えて資産運用や貯蓄をしながら、お金のかかる都会生活をエンジョイするというチャレンジ精神をブログ名に込めました」

「贅沢(ぜいたく)しなければ、給料は少なくても毎日満ち足りた生活を送り資産運用もできるというお手本になればうれしいです。手取りで14万円しかなかった初任給のころの金銭感覚を崩さずに、日々の生活をやりくりすることで楽しく資産形成していけると信じています」

(QUICK資産運用研究所 聞き手は笹倉友香子、高瀬浩)

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