2019年6月21日(金)

最新の市場情報

「※」は20分以上遅延
日経平均株価(円) 21,462.86 +128.99
日経平均先物(円)
大取,19/09月 ※
21,400 +130

日経チャンネルマーケッツでは、マーケット・経済専門チャンネル日経CNBCの番組をライブ配信。配信中の番組から注目のトピックスをお届けします。

#20「花王が初のESG戦略 『容器革命』欧米でも標準化狙う」[映像あり]

6月20日(木)13:20

トップに聞く[映像あり]

日本郵政 社長 長門 正貢

6月20日(木)09:50

[PR]

業績ニュース

伊藤忠、追加自社株買い700億円 株価、一時3週間ぶり高値

2019/6/12 20:30
保存
共有
印刷
その他

伊藤忠商事は12日、700億円を上限とする自社株買いを実施すると発表した。自社株買いは昨年12月、今年2月に続いて3回目で、合計金額は約2000億円となる。12日の東京市場では矢継ぎ早の自社株買いが投資家の評価を集め、株価は一時前日比3%高と約3週間ぶりの高値をつけた。ただ、市場では株価の持続性について疑問の声も出ている。

買い付けの上限は発行済み株式(自己株式を除く)の2.7%にあたる4000万株。12日から20年6月11日までに買い付ける。同社は昨年10月に、中期的に計1億株(約2000億円)の自社株買いを実施すると表明していた。昨年12月の300億円、今年2月の1000億円の自社株取得枠の設定と合わせて、予定していた1億株に到達する。

食料事業の拡大や資源価格の上昇を受け、業績は好調だ。19年3月期の連結純利益は前の期比25%増の5005億円と3期連続で最高を更新。20年3月期も横ばいの純利益5000億円を見込む。株主還元にも積極的で、昨年には中期的な配当性向を30%(前期は26%)とする方針を掲げた。

ただ、好業績への株価の反応は鈍かった。今月5日には一時1カ月ぶりに1900円を下回り、昨年10月の上場来高値(2302円)からの下落幅は2割に迫った。足元のPBR(株価純資産倍率)は1倍を回復したが、解散価値割れを示す1倍割れの日も多かった。

背景にあるのが中国経済の減速と米中貿易摩擦の影響をもろに受けるとの懸念だ。伊藤忠は中国国有企業、中国中信集団(CITIC)に10%出資している。昨年11月にCITIC株で1433億円の減損損失を計上し「他の商社よりも中国依存度が高いのでは」と投資家心理が弱気になった。

市場は今回、伊藤忠の自社株が割安すぎるとのメッセージをひとまず好感した。朝方は小安かった株価は12日午後1時の自社株買い発表を受け急騰。売買代金は171億円と前日の2倍強に膨らみ、終値は前日比2%高の2002円で引けた。

ただ、米中貿易摩擦は先行き不透明感が強い。市場では「米中摩擦が長期化すれば、自社株買いの反応を押し流してしまうだろう」(国内証券アナリスト)との声があった。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップマーケットトップ

読まれたコラム