2019年6月17日(月)

沖縄モノレール 3両に、22年度にも 観光客増で

九州・沖縄
経済・政治
2019/6/12 18:05
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沖縄都市モノレール(那覇市)は12日、運営する「ゆいレール」について、早ければ2022年度にも3両編成の車両を導入する方針を決めた。現行は2両のみ。沖縄は観光が好調で、利用者が増えていることに対応する。政府からの財政支援にメドがたち、輸送力の増強に踏み切る。

「ゆいレール」は輸送力の増強が課題となっていた(12日、那覇市内)

「ゆいレール」は輸送力の増強が課題となっていた(12日、那覇市内)

同市内で開いた株主総会で明らかにした。3両編成を新造したり、1車両を付け加えたりして対応する。将来的には3車両は9編成とする方針。22年度中にまず3車両、2編成を新造。走行試験などを経て早期の導入を目指す。それ以外も車両が調達でき次第、順次、投入する。

かねて3両化の必要性は指摘されていたが、地元自治体の財政負担が課題だった。今回、同社はホームドアや車両基地の整備を含めて総事業費は280億円と試算。同社によると、このうち政府が179億円、県と那覇、浦添両市が45億円、同社が56億円を負担することで調整がついた。

県庁前から首里に向かうゆいレール(12日、那覇市内)

県庁前から首里に向かうゆいレール(12日、那覇市内)

政府は新たに「3両化導入加速化事業」を創設する。内閣府は20年度予算の概算要求に関連経費を盛り込む方向だ。

同社負担の56億円は沖縄振興開発金融公庫からの融資でまかなう。債務超過(19年3月末で27億円)を解消する必要があり、県と那覇市からの貸出金を株式に振り替えるデット・エクイティ・スワップ(DES)を検討する。

ゆいレールは那覇空港と那覇中心部を結ぶ。03年度に開業した。観光客増に伴い、18年度の1日あたりの平均利用者数は5万2千人と、開業時から6割増えた。

20年3月の那覇空港第2滑走路の運用開始でさらに増える見通しで、30年度の利用者数は7万5千人を見込む。この推計をもとに計画をまとめた。ゆいレールを巡っては、10月に4キロメートル延伸し、新たに浦添市などに4駅を新設する計画だ。

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