機械受注、外需が低迷 4月24.7%減に

2019/6/12 22:50
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内閣府が12日に発表した4月の機械受注統計によると、海外からの受注を示す「外需」は前月比24.7%減(季節調整済み)の8083億円となった。前年同月比でみても18.3%減の大幅な落ち込みだ。中国を中心に需要が停滞したとみられる。米国は5月に中国からの輸入品への追加関税をさらに拡大しており、中国からの受注をさらに下押しする恐れがある。

国内の自動化投資は活発だ(東京都江東区の物流倉庫)

外需の受注額は中国経済が停滞していた2016年9月以来、2年7カ月ぶりの低水準だった。日本工作機械工業会が毎月まとめている工作機械受注額をみても、外需は5月まで8カ月連続で前年同月を下回っている。

機械受注のうち、国内からの受注を示す民需(船舶・電力を除く)は4月が前月比5.2%増の9137億円と3カ月連続で前月を上回った。運輸業・郵便業からの受注が堅調に推移した。はん用・生産用機械会社からの受注も持ち直しており、内閣府は省力化投資の広がりが支えているとみている。

ただ、堅調な国内需要も先行きは不透明だ。農林中金総合研究所の南武志氏は、米中貿易摩擦などにより、国内企業も「製造業、非製造業ともに設備投資への慎重姿勢を強めている」とみる。

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