2019年9月17日(火)

日立、VRで訓練 エレベーターの保守作業

2019/6/12 14:35
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日立製作所は12日、仮想現実感(VR)技術を使ったエレベーターの保守作業員向け教育システムを開発したと発表した。ヘッドマウントディスプレー(HMD)を頭部に装着し手にコントローラーを持ち、乗りカゴの上に乗降したり、ブレーキ装置を分解整備したりする訓練コンテンツが体感できる。国内外への設備導入増加に伴い保守作業が増えるなか、デジタル技術を活用し教育を効率化する。

VR技術を使いエレベーターの保守作業の習熟を狙う。

4月から本格運用を始めた。保守作業の訓練コンテンツでは受講者の動作に合わせて工具を持つことなどが連動する。装置の分解整備が手順通りに作業できているかなど採点もできる。工具の落下など実際には体験しにくい安全教育コンテンツも用意した。

HMDとコントローラー、センサー、パソコンを一式で利用する。コンテンツは実際に撮影した映像をもとに作成した。コンテンツは1回あたり5~30分程度。導入コストは2000万~3000万円程度だったという。2019年度には700人程度が訓練することを見込む。

今後は海外でもVRを使った教育を展開する見通し。エレベーターだけでなく、エスカレーターでの作業や自動車の安全運転などのコンテンツを拡充する。

日立製の昇降機の導入増に伴い、国内外で保守作業を手掛ける機会が増えており、技術の高度化が求められている。一方研修施設では受け入れ人数や教育プログラムが増加しており、効率的な教育が必要となっていた。引き続きエレベーターやエスカレーターの実機を使った訓練は展開するが、場所を選ばず訓練ができるVR技術を使い、訓練の効率化や習熟度の向上につなげる考えだ。

(志賀優一)

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