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無形遺産、国内候補選定へ 22年登録の議論スタート

文化審議会は11日の会合で、2022年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産への登録を目指す国内候補の選考に着手した。香川県に伝わる雨乞いの踊りや沖縄の豊作祈願の祭りなど準備が進む4件を軸に議論し、来年3月までに決める見通し。文化庁や地元自治体は、全国の類似行事をグループ化し、一つの遺産とみなして一括申請する手法を模索する。

日本の無形文化遺産は現在21件。最近は昨年登録された「来訪神 仮面・仮装の神々」(秋田など8県)や16年の「山・鉾・屋台行事」(京都など18府県)などグループ化による成功例が続く。

議論される見通しの4件のうち、華やかな衣装で雨乞いをする「綾子踊」(香川)、奄美地方に伝わる「諸鈍芝居」(鹿児島)、豊作を願う「多良間の豊年祭」(沖縄)の3件は国の重要無形民俗文化財。仏像などを修復する伝統技術「木造彫刻修理」は国の選定保存技術に選ばれている。

ユネスコ無形文化遺産の登録総数は400件を超えており、文化庁は「単独で申請するより、全国各地に伝わる類似行事を一括申請する方が登録可能性が高い」(幹部)とみる。今年2月には綾子踊の保存団体を中心に似た行事の全国組織が設立されるなど、地域連携の動きが出ている。

一方、13年に「和食」の登録で注目された生活文化の分野では、関係者の間で「茶道」や「華道」「盆栽」といった候補を推す声がある。ただ具体的な選考対象とされるかは不透明だ。

政府は宮大工らが継承する「伝統建築工匠の技」を既に登録申請しており、20年秋のユネスコ会合で審査される。その次に日本の候補が審査されるのは22年となる。〔共同〕

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