無痛分娩死で遺族が産科医院提訴 「麻酔の確認怠った」、大阪地裁

2019/6/11 19:05
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大阪府和泉市の産婦人科医院で2017年、無痛分娩で出産した長村千恵さん(当時31)が死亡した医療事故で、適切な治療を怠ったのが原因だとして、女性の遺族が11日、男性院長(61)と運営する医療法人に対し、計約9380万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴した。

訴状などによると、院長は17年1月、長村さんに脊髄を保護する硬膜の外側に麻酔薬を注入する「硬膜外麻酔」を施した際、管が適切な位置に挿入されているか確認を怠り、管が奥まで刺さり容体が急変。その後も必要な救命措置を怠り、呼吸困難で意識不明に陥らせ、搬送先の病院で死亡させたとしている。

大阪府警は同年10月、院長を業務上過失致死容疑で書類送検したが、大阪地検は19年4月、嫌疑不十分で不起訴処分としていた。

遺族の代理人弁護士は提訴後に記者会見し、「適切な措置を行えば簡単に防げた事故。裁判所の判断に期待したい」と話した。遺族側は同地検の不起訴処分を不服として、来週にも検察審査会に審査を申し立てる。

院長の代理人弁護士の話 「訴状が届いていないので、申し上げることはない」

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