2019年8月17日(土)

タイ新首相が正式就任 「汚職撲滅や格差是正」

2019/6/11 18:14
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【バンコク=村松洋兵】タイの国会で新首相に選出されたプラユット暫定首相は11日、ワチラロンコン国王の承認を得て首相に正式就任した。プラユット氏は就任後の演説で「首相として国に仕える機会を与えてくれた国会議員と政党に感謝する」と述べた。組閣作業を経て月内にも新内閣を発足させる。

記者会見するタイのプラユット首相(11日、バンコク)

記者会見するタイのプラユット首相(11日、バンコク)

軍出身のプラユット氏は5日の首相指名選挙で上院(定数250)と下院(同500)から計500票を獲得し、暫定首相からの「続投」が決まった。軍政が事実上指名した上院の全員に加え、下院の親軍勢力から支持を得た。

演説でプラユット氏は「国民の声を聞き汚職撲滅や格差是正に取り組む」と語った。首相就任を受けてプラユット氏は親軍政党「国民国家の力党」を中心とした19党からなる連立政権の組閣作業に着手する。

民政復帰に向けて3月に実施した総選挙で国民国家の力党は下院で116議席にとどまり、中堅政党の民主党や「タイの誇り党」の協力を得て過半数を確保する。民主党に農相や商務相、誇り党に運輸相のポストを譲ることを条件に連立を合意したとされる。

だが、国民国家の力党の中で、軍政下で推進した経済政策を継続するために経済関係閣僚は自党で押さえるべきだとの意見が出ている。プラユット氏は「国民の利益を考えて適切な着地点を探る必要がある」と述べるにとどめた。

連立与党の下院の議席数は19党合計で過半数をわずかに上回る規模しかない。閣僚人事を巡る対立で連立与党から離脱する動きが出れば、法案の可決ができなくなり政権運営は困難になる。

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