2019年7月19日(金)

心臓の穴、繊維で塞ぐ 福井経編と帝人、乳児に手術

ヘルスケア
環境エネ・素材
北陸
科学&新技術
2019/6/11 17:49
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ニット生地製造の福井経編興業(福井市)と帝人、大阪医科大学は11日、共同開発している心臓の穴を修復するシートの臨床試験を始めたと発表した。強度と伸長性があり、素材の一部は体内に吸収される特徴があるため、体が成長する小児の治療に役立つという。

帝人と福井経編興業、大阪医科大学が共同開発した心臓修復シートは小児用の手術に使われる

臨床試験を始めたのは「心・血管修復パッチ OFT-G1」。植物由来で体に吸収されるポリ乳酸繊維と、耐水性などに優れるポリエチレンテレフタレート繊維を使った。5月27日に心室中隔欠損症の4カ月の乳児に1例目の手術を行った。既に退院しており、今後は外来で経過観察する。

従来も心臓の穴を修復するシートはあったが、子どもの成長に合わせてシートを伸ばすため、再手術する必要があった。福井経編興業の技術を活用し、糸の配列や編み方を工夫し、強度と伸長性を兼ねた製品にした。

帝人によると、国内の心臓修復シート製品の市場規模は約6億円。まずは国内で製品化し、海外での販売も検討する。

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