2019年6月21日(金)

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3バック挑戦、22年W杯へ重要なステップ
サッカージャーナリスト 大住良之

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2019/6/13 6:30
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森保一監督率いる日本代表は、6月5日にトリニダード・トバゴと、そして9日にエルサルバドルと、国内で2つの親善試合をこなし、1勝1分けの結果を残した。

3月下旬の親善試合から2カ月半、9月上旬に始まる予定のワールドカップ予選前では、この2試合しか「準備ゲーム」がない。6月14日に開幕するコパアメリカ(南米選手権)に出場する日本代表も、いちおうは「A代表」ということになっているが、大半がU-22世代の若いチームということもあり、9月からの予選に直結するものではない。

そうしたなかで、森保監督は「3バック(3-4-2-1システム)」の習熟にこの2試合を使いきった。

カギを握る両サイドMF

森保監督は、サンフレッチェ広島の監督時代(2012~17年)の6シーズンはすべてこのシステムで通し、3回のJリーグ優勝を飾っている。17年に就任した東京オリンピックに向けたチームでは、最初から3バックシステムを使い、「森保色」を出した。

しかし昨年秋にスタートしたA代表の仕事では、「まず使い慣れた形で」と、3バックを封印し、前任の西野朗監督がワールドカップ・ロシア大会で採用した「4-2-3-1」システム(4バック)で通した。その「ベース」が固まったことで、「オプション」としての3バックも使えるようにしようというのが、今回の狙いだった。

初戦はうまくいかなかった。国際サッカー連盟(FIFA)ランキング93位のトリニダード・トバゴは、昨年9月からの親善試合では最も力が落ちるチームに見えた。しかし日本は3-4-2-1の両サイドMFが効果的にプレーできず、圧倒的なボールキープをチャンスに結び付けられなかった。この試合の先発両サイドは長友佑都と酒井宏樹。4バックでは左右のサイドバックとしてプレーしてきた選手が攻撃にうまく絡めなかったのだ。

バランスの取れたシステムである4-2-3-1と比較すると、3-4-2-1は攻撃的にも守備的にもシフトできるシステムと言える。その変化を最も出しやすいのが両サイドMFのプレーだ。この2人が守備重点にプレーすれば5-2-2-1のようになり、サイドを固めることができる。一方、積極的に攻撃をすれば3-2-4-1のようになり、前線の人数を一挙に増やすことができる。

トリニダード・トバゴ戦では、後半17分に酒井に代えて室屋成を、そして後半34分に長友に代えて原口元気を投入した。日本の攻撃が迫力を増したのは、本来攻撃的MFである原口を入れてからだった。

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