ベネズエラ、インフレ率81万% 4カ月連続で減少も

2019/6/11 9:34
保存
共有
印刷
その他

【サンパウロ=外山尚之】南米ベネズエラの国会は10日、5月のインフレ率が年率81万5194%だったと発表した。ハイパーインフレ状態が続く同国だが、1月に記録した268万%をピークに下落傾向にあり、4カ月連続で前月実績を下回っている。一方、経済の崩壊は止まらず、多くの国民が周辺国に流出する状況は続く。

封鎖が解除された橋を通り、コロンビアへ向かうベネズエラ人ら(ベネズエラ西部タチラ州)=ロイター

5月単月の物価上昇率は31.3%だった。中央銀行が国内銀行に対する資金供給を制限したことに加え、経済低迷が深刻化し商取引が減少したことで、インフレ率は低下傾向にある。

インフレに沈静化の兆しが見える一方、反米左翼のマドゥロ政権は独裁体制を築き、海外へ脱出する国民は後をたたない。8日にはコロンビアとの間の国境封鎖が解除され、数多くのベネズエラ人が陸路でコロンビアに渡った。国連によると、国外に逃れた移民や難民は既に400万人に達している。

保存
共有
印刷
その他

関連キーワード

電子版トップ



[PR]