カナダ、21年までに使い捨てプラ禁止へ 首相表明

2019/6/11 5:21
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記者会見するトルドー首相(10日、ケベック州)=カナディアンプレス・AP

記者会見するトルドー首相(10日、ケベック州)=カナディアンプレス・AP

【ニューヨーク=高橋そら】カナダのトルドー首相は10日、使い捨てプラスチックを2021年までに禁止する方針を表明した。プラスチック製造業者にリサイクルの責任を負わせるための新たな規制を検討していると明らかにした。

トルドー氏は10日に記者会見し「自治体から企業への責任の移行が、プラスチックのリサイクルをより可能にする」と訴えた。今後数カ月から数年間にわたって欧州連合(EU)などの事例を研究し、禁止対象となるプラスチック製品のリストをまとめる計画だと述べた。科学者や産業界とも協議の場を設け、代替製品などについて話し合うという。

トルドー氏は10月の総選挙をにらみ、環境保護に関する政策を相次いで打ち出している。18年にはオンタリオ州、サスカチワン州など4つの州を対象に炭素税を導入すると宣言した。

国連によると、毎年800万トン以上のプラスチックごみが海に流れ込み、生態系や漁業などに深刻な悪影響を引き起こしている。脱プラスチックへの関心が高い欧米ではすでに取り組みが進んでいる。EUは18年、使い捨てプラスチックを規制する法案を可決した。英政府も42年までにプラスチックごみをできる限りなくす目標を打ち出した。

企業も動いている。英蘭ユニリーバは製品のプラスチック容器を再利用・リサイクルか堆肥化できるものに切り替えていく方針。米スターバックスは20年までにプラスチック製ストローを全廃し、紙製ストローか直接口を付けて飲むフタに置き換えると表明した。米マクドナルドも紙製ストローの試験導入を始めた。

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