2019年7月20日(土)

多頭飼育崩壊、飼育放棄… 「飼う責任」どう徹底
ペットと生きる(下)

東京
2019/6/11 6:30
情報元
日本経済新聞 電子版
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犬や猫が街にあふれるのを防ぐため、各自治体は住民が飼えなくなったペットの保護に取り組む。その中で課題となっているのが「多頭飼育」への対応だ。無責任に頭数を増やし、そのあげくに世話をしきれなくなる「多頭飼育崩壊」が顕在化してきている。一部ペット業者の過度な営利追求や消費者の安易な姿勢も問題視されている。

【前回記事】増える動物虐待、どう防ぐ 厳罰化求める動きも

神奈川県平塚市の田園地帯に1日、明るい光が差し込む開放的な施設が誕生した。それまでの動物殺処分施設を衣替えした同県の「動物愛護センター」だ。「処分から生かすための施設へ」(黒岩祐治知事)というセンターは稼働した3日、いきなり10匹の猫を保護した。繁殖しすぎて飼い主が飼いきれなくなる多頭飼育崩壊の典型例だった。

神奈川県の動物愛護センターは「生かすための施設」を目指す(平塚市)

神奈川県の動物愛護センターは「生かすための施設」を目指す(平塚市)

同センターの上條光喜愛護・指導課長は「猫の多頭飼育崩壊は以前よりもひどくなっている」と明かす。猫は室内だけで飼育でき鳴き声も目立たないことから、多頭飼育が起きやすいという。県は条例を改正し、10月からは10頭以上の犬猫を飼育する際の届け出を義務づける。

【関連記事】「不幸な動物と飼育放棄ゼロに」 女優・杉本彩さん

自治体では猫、特に子猫を保護することが多い。子猫は生後2~3カ月まできめ細かに世話をし、しつけもしないと…

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