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香港「中国の独裁が近づく」容疑者移送案に危機感 雨傘運動主導の活動家が会見

2014年秋の香港の民主化デモ「雨傘運動」の中心人物で民主派政党「香港衆志(デモシスト)」のメンバー、周庭(アグネス・チョウ)氏が10日、東京都内の日本記者クラブで記者会見した。中国本土に容疑者を引き渡せるようにする逃亡犯条例改正案について周氏は「中国の独裁が近づいており、香港が返還されてから最も危険な法案だ」と批判した。

記者会見した香港衆志(デモシスト)の周庭氏(10日、東京都千代田区)

改正をきっかけに中国に批判的な活動家や企業関係者なども移送の対象になりかねないとの見解を示し「反対には香港だけでなく国際社会の力も必要。世界的な関心を集めたい」と強調した。

雨傘運動後は政治弾圧が一層強まり、香港から他国へ移住する人も増えていると指摘した。「かつては他国から難民を受け入れていた香港が政治難民をつくる場所になっている」と述べた。

周氏は14年に民主化を求める市民が香港中心部の道路を占拠した雨傘運動に参加し、「学民の女神」と呼ばれた。16年には学生リーダーらと香港衆志を結成した。

18年3月の香港立法会(議会)補欠選挙への立候補を届け出たが、政府は同党が香港基本法に定める「香港は中国の不可分の領土」に違反するとして周氏の立候補を認めない判断を下した。

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