富山第一銀、投信成績を初公表 損益プラス6割
富山第一銀行は投資信託の販売会社における共通の「成果指標(KPI)」を初めて公表した。同行を通じて購入した個人客のうち、2019年3月末時点で運用損益がプラスだった割合は60.7%だった。
金融庁は設定から5年以上の投信についてKPIの開示を求めている。
運用損益別の顧客の割合に加えて、預かり残高上位20商品のコストとリターン、リスクとリターンを同行のホームページ上で公開した。積み立て型投信の契約者数は18年3月末比598人増の2554人だった。
北陸3県では北陸銀行や北国銀行、福井銀行もKPIを公表している。各行は低金利の長期化で利ざやの確保が難しくなるなか投信の販売を強化している。今後はKPIをもとに顧客が銀行を選別する目が一層厳しくなりそうだ。