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男子バレー、世界との差痛感 ネーションズリーグ

2019/6/11 6:30
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バレーボールのネーションズリーグ男子の1次リーグ東京大会が7~9日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで行われ、世界ランキング11位の日本は3連戦を1勝2敗で終えた。各チームにとって今大会は調整や若手起用の場という意味合いが強い中、ここまで2勝4敗と黒星先行。特に東京大会では同1位のブラジルと同8位のイランに完敗しており、東京五輪に向けて詰めるべき差の大きさを改めて突きつけられた。

アルゼンチン戦は石川の強打などでストレート勝ちも、その勢いは続かなかった=共同

アルゼンチン戦は石川の強打などでストレート勝ちも、その勢いは続かなかった=共同

高さやパワーで劣る日本が目指すスタイルは明快だ。「クイックやパイプ(センターからのバックアタック)を交ぜた速い攻撃でサイドアウトを取る。サーブで攻めてブレーク率を上げる」(中垣内監督)。3試合で唯一この狙いがはまったのが、7日にストレート勝ちした同7位のアルゼンチン戦だった。

相手サーブを正確にレシーブし、エース石川(イタリア、パドバ)や西田(ジェイテクト)が強打を打ち込む。バックアタックも要所で決まった。着実に流れを断ち切れたことで余裕が生まれたのだろう。「うまく前後に揺さぶれた」と振り返った石川ら、全員が思い切り良くサーブを放ってエースも7本。ファンの声援も後押しにして幸先良くスタートしたように見えたが、その勢いはすぐにしぼんだ。

8日に対戦したブラジルはベンチメンバー中心。それでも力の差は歴然だった。威力のあるサーブでレシーブを乱され、単調になった日本のスパイク決定率はアルゼンチン戦より10ポイントも低い46%。ブロックポイントも12本献上した。

同じストレート負けながら、ミスで自滅したのが9日のイラン戦だ。「アジアで最大のライバル。何とかたたきたい」(中垣内監督)と臨みながら常に先行され、点差を詰めてもサーブミスで失点。自ら流れを放棄するかのような展開に会場からはため息が漏れた。

1次リーグは残り9試合。連戦の終盤に集中力が落ちる傾向は、短期間で試合が続く五輪を考えれば早急に改善すべき課題だろう。中垣内体制も3年目。各チームの対策は進み、強烈なサーブで日本の攻撃の選択肢を狭めてくることは選手たちも分かっている。

「(不利な状況で)どうやってセカンドチャンスを作るか」と指摘するのは主将の柳田(ドイツ、ユナイテッド・バレーズ)。スパイクをあえてブロックに当ててボールを自陣に戻し、攻撃を作り直すプレーなどで主導権を握るべきだと話す。

秋には国内でワールドカップも控える。新たな戦術を試す機会がまだあるとはいえ、五輪に向けて世界はここからギアを上げてくる。3大会ぶりの大舞台で強豪と伍(ご)するため、チームの完成度と個人のレベルアップをこれまで以上のスピードで進めていくしかない。(鱸正人)

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