ココカラ、経営統合を検討する委員会を設置
マツキヨとスギが打診、8月以降に判断へ
ドラッグストア大手のココカラファインは10日、同業他社との経営統合案について社外の有識者を中心に検討する特別委員会を設置すると発表した。同社はマツモトキヨシホールディングス(HD)とスギHDからそれぞれ経営統合の提案を打診されている。特別委は11日以降に発足し、7月末をめどにココカラの取締役会に検討結果を伝える。連携先の最終決定は8月に入ってからになるもようだ。
委員会は同社社外取締役で公認会計士の谷間真氏、イトーヨーカ堂元社長の亀井淳氏、メリルリンチ日本証券元副会長の今井光氏、KPMGヘルスケアジャパン代表の松田淳氏、弁護士の中川秀宣氏、公認会計士の和田芳幸氏の計6人で構成される。ココカラは設置目的を「客観的な立場から総合的に検討する」ためとしている。
ココカラは7月末をめどに委員会から検討内容の報告を受け、取締役会でさらに議論して結論を下す。同社は当初、スギHDと7月末をめどに経営統合の合意を目指す方針としていたが、判断の時期は後ろ倒れしそうだ。ココカラはマツキヨHDの提案については9月までに結論を出すとしていた。
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