2019年8月25日(日)

サントリーHD、森林保全計画 1年前倒し達成
山手線面積の2倍、1万2000ヘクタールで

2019/6/10 15:42
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サントリーホールディングスは10日、同社が全国で取り組んできた森林保全の面積が1万2千ヘクタールとなり、2020年としてきた目標を1年前倒しで達成したと発表した。この面積で、同社が国内工場で使う地下水の2倍の量を蓄えている計算になるという。山梨県の県有林でシカによる食害の実態を解明する調査を始めるなど、今後も森林保全活動を強化していく。

水資源の保全で協定を結んだサントリーHDの鳥井副社長(写真左)と山梨県の長崎知事(10日、山梨県庁)

サントリーHDは03年から森林保全活動を始め、14年時点で「20年に1万2千ヘクタール」の目標を掲げた。これは東京・山手線の内側の約2倍に相当する面積だ。

同日、山梨県と健全な水循環を保全する取り組みを指す「育水」の推進で連携協定を結んだ。山梨県庁で記者会見したサントリーHDの鳥井信宏副社長は「これまで以上に、貴重な水資源の持続可能性の維持向上を目指す活動を推進していく」と述べた。

長崎幸太郎知事は「山梨県の8割は森林だ。川の上流にある県として責任を持ち、清らかな水を下流まで守りたい。サントリーと連携して取り組めることは心強い」と話した。

同社は山梨県でウイスキーの「サントリー白州蒸留所」(北杜市)と、「サントリー天然水南アルプス白州工場」(同)を運営し、地下水をくみ上げている。2工場の水源にあたる地域約180ヘクタールについて、森林の保全活動をしてきた。

今回、新たに周辺の1847ヘクタールについても水と森林の調査活動を始める。シカによる食害を防ぐ大規模調査も県と連携して進める。

山梨県内では他にワイン醸造の「サントリー登美の丘ワイナリー」も運営している。

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