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直近5年の大型新規設定(投信ランキング)

2019/6/13 12:00
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今年新規設定された国内公募の追加型株式投資信託の中で当初設定額が最大となったのは、5月28日設定の「ティー・ロウ・プライス 世界厳選成長株式ファンド Bコース(資産成長型・為替ヘッジなし) 」の344億円。米系運用会社のティー・ロウ・プライス・ジャパンが、長期投資に堪えうるファンドとして国内で初めて設定した公募投信だ。Bコースと合わせて同日設定された4コース合計の設定額は643億円となった。

ただ、同ファンドの設定額も昨年来では4番目の大きさ。全コース4ファンドの設定額を合計しても昨年首位の「グローバルEV関連株ファンド(為替ヘッジなし)」の設定額773億円には届かない。ここ数年で当初設定額の規模は小さくなる傾向にあり、当初設定額300億円以上のファンド本数は激減している(図表1)。直近5年で当初設定額が大きかったファンドをランキングし、その傾向を探ってみた(図表2)。

設定額1位は2017年12月設定の「新興国ハイクオリティ成長株式ファンド<愛称:未来の世界(新興国)>」。成長力の評価に基づいて質の高い企業(ハイクオリティ成長企業)の中から割安と判断される銘柄を厳選して投資するファンドで、当初設定額は977億円にのぼった。

2~5位はテーマ型ファンドが並んだ。上位10本のうち、9本は株式で運用するファンドが占めた。株式型以外では唯一、バランス型ファンドの「SMBC・アムンディ プロテクト&スイッチファンド(愛称:あんしんスイッチ)」が9位に入った。投資対象は世界の株式や債券、短期金融資産で、日本で初めて基準価額の下限値を指す「プロテクトライン」を設定。基準価額がプロテクトラインまで下がると、保証契約によりこの下限値を下回ることなく繰り上げ償還される「損失限定型」のしくみが話題となった。

以前は、証券会社が新規ファンドの募集期間中に顧客の資金を一気に集めることで、当初設定額が大型化するケースが多かった。一方で、数カ月後には顧客に乗り換えを促してファンドの残高が一気に減少する傾向があった。ここ数年では、運用を開始してから残高が徐々に拡大するファンドが増えている。ファンドを「小さく生んで大きく育てる」ことを意識した金融機関が多くなったようだ。

(QUICK資産運用研究所 小松めぐみ)

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