この記事は会員限定ですDIC、業績不振打開へ準備する切り札
証券部 森国司
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インキ大手、DICが苦境に直面している。半導体業界の設備投資が減少し、収益をけん引する化学品の需要が落ち込んだ。インキ事業も出版用の縮小傾向が続き2019年1～3月期の連結業績は営業利益が3割減となった。業績の不振を受けて株式市場では売りが先行し、5月21日まで16営業日連続で株価が下落した。経営環境の悪化に耐えるDICだが、水面下では切り札を出す機会を伺っている。
「たたき落とされた感じだ」。...
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