仏財務相、ルノーと日産「独立性確保した連携可能」

2019/6/10 12:07
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フランスのルメール経済・財務相は10日午前、訪問先の神奈川県横須賀市で日産自動車と仏ルノー連合について記者団に対して言及し、「技術面でも産業面でも両社の独立性を確保した上での連携が可能だ」と述べた。燃料電池車など次世代車の技術競争が激しさを増す中で「自動車産業は一層の投資が必要となる」とし、経営統合にとらわれない緩やかな連携の可能性も示唆した。

日本エア・リキードの研究施設を訪問したルメール経財相(中央)

ルメール氏は9日まで福岡市で開かれていた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に合わせて来日。10日は仏系産業ガス大手、日本エア・リキードの横須賀市にある研究施設「東京イノベーションキャンパス」を訪問した。

同施設は3月末に開設。水素エネルギー関連の研究開発に注力しており、水素ステーション運営の効率化や、すべてのモノがネットにつながるIoT機器の導入の検証などを進めている。

日本エア・リキードの矢原史朗社長のほか、共同で燃料電池車などを開発するトヨタ自動車などの担当者も同席してルメール氏に1時間30分程度研究所内を案内した。

ルメール氏は、低炭素社会での日本の取り組みについて関心を示し「水素エネルギー分野などの発展に向けて日本とフランスとの協業は可能だ」と述べた。

(後藤宏光)

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