米財務長官、中国人民銀総裁と「率直に議論した」
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米国のムニューシン財務長官は9日、訪問先の福岡市内で中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁と会談した。ムニューシン氏は会談後、ツイッターに「貿易問題について率直に議論した」と投稿した。人民銀も同日の声明で「双方がともに関心のある議題について意見交換した」と発表した。

中国の輸出を有利にする人為的な元安誘導を回避することの重要性や、為替相場の透明性などに関して意見交換したとみられる。
米中の貿易交渉を巡ってムニューシン氏は8日、易総裁との会談は米中貿易交渉の一環ではないと説明していた。両氏は、福岡市で開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に参加した。