児相、警察から2度の要請も面会に同行せず 札幌衰弱死

2019/6/8 23:48
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札幌市中央区の池田詩梨(ことり)ちゃん(2)が衰弱死し、傷害容疑で母親と交際相手の男が逮捕された事件で、児童相談所が2度にわたり、北海道警から母子との面会への同行を要請されたが、深夜の当直態勢がないなどの理由で同行しなかったことが8日、児相への取材で判明した。

 池田詩梨ちゃんが衰弱死した事件で現場のマンション前に献花をする人(7日午後、札幌市)=共同

児相の説明では、通報を受けた道警が5月13日午後11時ごろ、児相に母子との面会に同行するかと連絡。児相は当直態勢がなく翌14日に単独で訪問すると回答した。15日に実現した面会の際、道警から再度同行を求めたが、緊急の案件があり同行できなかったという。

児相は「関係機関として警察に絶大な信頼があったため任せてしまった」と説明している。

また、道警が15日に詩梨ちゃんを訪問した際、足の裏にやけどの痕が見つかっていたことも関係者への取材で判明。母親の飲食店従業員、池田莉菜容疑者(21)は警察官に「ヘアアイロンを踏んだ」と説明していた。

関係者によると面会した際に、足の裏にやけどがあり、ばんそうこうが貼ってあったほか、頬にも1センチ未満の青いあざがあった。池田容疑者が「私のヘアアイロンを踏んだ」などと説明したため虐待の可能性は低いと判断。児相にも「虐待は疑われない」と連絡した。

道警などによると、詩梨ちゃんの遺体には強く殴られたとみられるあざやたばこを押し付けたやけどのような痕があった。体重が2歳女児平均の半分の6キロ程度しかなく、病死の可能性がないか調べたが、捜査関係者によると司法解剖などで病気は確認されなかった。

道警は日常的な虐待について調べるとともに、十分な食事を与えなかった可能性も高いとみて保護責任者遺棄致死容疑も視野に捜査している。

池田容疑者と交際相手の飲食店経営、藤原一弥容疑者(24)の逮捕容疑は5月上旬~今月5日ごろ、共謀して池田容疑者の自宅などで詩梨ちゃんに暴行してけがを負わせた疑い。〔共同〕

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