麻生氏、10月の消費増税方針を説明 G20
麻生太郎財務相は8日、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で10月に予定する税率10%への消費増税の方針を各国に説明した。会議終了後、記者団に「引き上げ前後の需要変動を乗り越えるのに十分な対策は講じている。財政健全化や日本経済の長期的な成長にもつながる」と理解を求めたと明かした。
会議で議題となった「世界経済」の討議の中で「構造改革の努力の必要性と国際協調の重要性を強調した」と力説。「少子高齢化は中長期的には日本の最大の問題だ。その対応のために社会保障と税の一体改革の一環として消費税率の引き上げを行う」と訴えた。