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秘密基地から巣立て 起業家と産業界を橋渡し

リバネス・丸幸弘グループCEO 後編(日経STARTUP X)

起業支援を数多く手掛けるリバネス(東京・新宿)の社名は英語の「Leave a Nest」(巣立つ)に由来する。そこには研究開発型スタートアップを事業化のステージまで導き、無事に巣立たせたいとの思いが込められている。同社が運用の一端を担う都内のインキュベーション施設には独創的な研究に携わるスタートアップが顔をそろえる。動画配信サイト「Paravi(パラビ)」の日経オリジナル番組「日経STARTUP X」に出演したリバネスの丸幸弘グループ最高経営責任者(CEO)は、これら起業家と産業界の橋渡し役という自らの存在意義を語った。

リバネスがサービス運用を担う東京・墨田の「センターオブガレージ」はベンチャーと町工場、大企業の連携を目指すインキュベーション施設で、さながら新技術の「秘密基地」。心拍数からイヌの感情を分析するデバイスや、発酵技術による未利用資源の有効活用など、モノづくり系のユニークな研究開発に携わるスタートアップが入居している。これらの起業家を鼓舞し、事業化につながる資金やネットワーク構築の手助けをするのがリバネスの役回りだ。

自らも博士号を持つ丸CEOは研究者の「生態」を熟知する。「労働」の観念は薄く、研究とは時間に縛られず没頭する「活動」という意識なのだという。起業家が研究に集中し、その研究成果の事業化に産業界が集中できるよう、両者を巧みに仲立ちするのがリバネスの存在意義であると丸CEOは解説する。そうして巣立ったスタートアップの中から、100年以上の長期にわたって存続できる企業が生まれてほしいと語る。

(2019年5月15日収録)

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