浜松ホトニクス、難燃性樹脂見分けるセンサー

2019/6/7 15:42
保存
共有
印刷
その他

浜松ホトニクスは6日、産業用カメラ向けセンサーの新製品=写真=を開発したと発表した。7月1日から受注を始める。従来、難しかった難燃性樹脂を識別でき、家電などをきめ細かくリサイクルできる。価格は220万円。今後1年間で30台の販売をめざす。

 浜松ホトニクスが開発した難燃性樹脂を識別できるセンサー

同センサーは産業用カメラに組み込み、赤外線をあてて跳ね返ってきた光の波長から物質の種類を見分ける。検出できるのは最長2.55マイクロ(マイクロは100万分の1)メートルの赤外線。これより短い波長を検出するセンサーでは難しかった難燃性樹脂を識別できる。

現在のリサイクル工場では1.7マイクロの赤外線まで検出できるセンサーが普及している。選別できない難燃性樹脂は埋め立て処分などしていた。

センサーの価格を抑えるため、インジウムやガリウム、ヒ素といった安価な材料を使った。浜松市内の都田製作所で2018年に稼働した製造棟を使い、製造条件も見直した。製品に不純物が混ざるのを防ぎ、課題だった欠陥品発生を減らして製品化にこぎつけた。

リサイクル工程のほか、コンクリート構造物の劣化診断や錠剤の識別などにも使えると期待する。国内外の産業用カメラメーカーに売り込む。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]