2019年8月25日(日)

ウォルマート、国外は中・印に集中「買収先の人材を活用」

2019/6/7 6:27
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【ベントンビル(アーカンソー州)=高橋そら】ウォルマートの国際事業部門最高経営責任者(CEO)、ジュディス・マッケンナ氏は6日、記者団の取材に応じ、2018年に買収したインドのネット通販大手フリップカートについて「データや革新的な技術で多くの学びがある」と評価した。激化する米中の貿易戦争の影響については「我々は顧客へ最良のサービスを届けることに集中し続けるだけだ」と明言を避けた。

マッケンナ氏はウォルマートが国外でもEC事業の強化に努めると述べた(6日、アーカンソー州)

ウォルマートはインドと中国を成長市場と位置付け、店舗展開や投資を加速している。インドでは18年に現地のネット通販最大手フリップカートを160億ドル(約1兆7千億円)で買収した。需要が急拡大する電子商取引(EC)の分野で収益を拡大している。顧客データの収集や分析などで「(フリップカートの)人材が持つ知見を米国でのEC事業や新サービス開発にも生かせる」としている。

ウォルマートは07年に地場企業と合弁会社を設立し、インド市場に参入。14年に単独出資に切り替えた。小売業の外資規制のため、会員制の卸売店という形態をとっている。マッケンナ氏は同国の外資規制について「規制環境は十分理解している。当局と密接に連携し懸念を伝えている」と述べた。

中国では会員制ディスカウントストアの「サムズ・クラブ」が「非常にうまくいっている」(ウォルマートのアジア責任者)と述べ、集客力が伸びていると訴えた。生鮮品を1時間程度で配達できるサービスも好評だという。ウォルマートは16年から中国のネット通販2位の京東集団(JDドットコム)に出資し、提携関係を深めてきた。日本で展開する傘下の西友については「これまで通り事業を続ける」と述べるにとどめた。

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