仏大統領「ルール尊重を」 米貿易政策をけん制

2019/6/7 4:29
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【コルビルシュルメール(仏北西部)=中村亮】フランスのマクロン大統領は6日、トランプ米大統領と会談し貿易やイラン政策を協議した。AP通信によると、マクロン氏は米国の貿易政策に関して「ゲームのルールを尊重すべきだ」との考えを伝えた。米国による関税の引き上げが世界経済の下振れリスクになっていることを踏まえ、トランプ氏をけん制した。

米仏はイラン政策でも立場が異なる(6日、仏北西部カン)=AP

米仏はイラン政策でも立場が異なる(6日、仏北西部カン)=AP

両首脳は同日、第2次世界大戦のノルマンディー上陸作戦の75周年記念式典後に会談した。マクロン氏は貿易政策に関し、8月にフランスで開く主要7カ国首脳会議(G7サミット)でも主要テーマとして取り上げる方針を示した。ただトランプ氏は同会議に出席するか明らかにしていない。

トランプ氏は会談冒頭で中国からの輸入品すべてに制裁関税を課す第4弾の発動をめぐり、6月下旬に大阪で開く20カ国・地域首脳会議(G20サミット)の後に判断すると語った。トランプ氏は関税を貿易交渉などで相手国に譲歩を促す重要な取引材料とみなす。米仏首脳は貿易をめぐる議論で平行線をたどったとみられる。

緊張が続くイラン情勢を巡って、トランプ氏は「フランスと意見の違いはない」と主張した。マクロン氏は「イランの核保有を阻止する目標は共有している」と応じた。ただ米国はイランの核開発を制限する国際合意を一方的に破棄しており、フランスと立場が大きく異なるのが現状だ。

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