2019年7月19日(金)

「日ロ平和条約、日米軍事協力が障害」ロシア大統領

政治
ヨーロッパ
2019/6/6 23:22
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【サンクトペテルブルク=石川陽平】ロシアのプーチン大統領は6日、北西部のサンクトペテルブルクで世界各国の通信社と会見し、日ロの平和条約交渉が難航していることについて「これは大いに日米の軍事協力と関係している」と述べ、ロシアと対立関係にある米国と日本の軍事協力の拡大に懸念を示した。6月末に予定される日ロ首脳会談を前に、平和条約交渉の進展が難しいことを改めて示した。

6日、ロシア・サンクトペテルブルクで各国の通信社と会見するプーチン大統領(タス=共同)

6日、ロシア・サンクトペテルブルクで各国の通信社と会見するプーチン大統領(タス=共同)

プーチン大統領は会見で「われわれは日米軍事条約の枠内で、日本がどれほど主権を持った決定を下せるかを理解する必要がある」と述べた。

さらに、沖縄で地元の反対にもかかわらず米軍基地の建設が進んでいると指摘し、「ロシアの安全保障を確保する上で大きな関心がある他の地域でも、同じように軍事施設が建設されたらどうなるか」と強調した。仮に日本に北方領土を引き渡せば、米国の軍事基地が建設される可能性があるとの考えを示唆した発言とみられる。

日ロ平和条約について、プーチン大統領はまた、国境の画定問題で40年間にわたって交渉し、成功裏に終わった中国との関係を例に挙げ「これは真の2国間パートナーシップであり、とても深く幅広い」と指摘し、日本にも同じような緊密な協力関係をつくるよう呼びかけた。

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