向こう側へ、手わたす 木ノ下裕一

エッセー
2019/6/8 14:00
情報元
日本経済新聞 電子版
保存
共有
その他

大阪の国立文楽劇場で『仮名手本忠臣蔵』を観(み)た。今年は開場35周年記念ということで、春、夏、秋の3公演かけて、『仮名手本忠臣蔵』全十一段を分割して上演するらしい。4月公演では大序から四段目まで。つまり物語の発端から塩谷判官(史実では浅野内匠頭)が切腹するまでの前半のハイライトが上演された。中堅若手の活躍が目立ち、新時代の文楽の姿を予感させる、充実した公演だったが、私が何よりも感動したのは、そ…

[有料会員限定] この記事は会員限定です。電子版に登録すると続きをお読みいただけます。

電子版トップ



[PR]