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「ココイチ」創業者の資産管理会社、20億円申告漏れ

「カレーハウスCoCo壱番屋」創業者の宗次徳二氏(70)が取締役を務める資産管理会社が名古屋国税局の税務調査を受け、法人税約20億円の申告漏れを指摘されていたことが6日、関係者への取材で分かった。イタリア製バイオリン「ストラディバリウス」など本来は減価償却できない高価な楽器を経費として計上する税務上の誤りがあったという。

過少申告加算税を含む追徴税額は約5億円で、同社は既に修正申告し納付したという。

関係者によると、申告漏れを指摘されたのは、名古屋市中区の資産管理会社「ベストライフ」。宗次氏が2007年に同市・栄に設立したクラシック専用音楽ホール「宗次ホール」の運営や管理をしている。

ストラディバリウスなど希少価値の高い楽器は年数を経ても価値が下がらず、本来は減価償却が認められない。ベストライフはこうした高価な約30丁を誤って経費として計上し、16年6月期に法人税約20億円の申告漏れを指摘されたという。

宗次氏は6日、「当時の顧問税理士に楽器を『減価償却できる』と言われ、税の知識が無く信じてしまった。大いに反省している。税理士への法的措置を検討する」と話した。

このほか15年と17年、宗次氏と妻が同社に貸し付けていた約10億円の債権を放棄し、同社の資産価値の上昇に伴って株価が上がった。国税局はこの点について宗次夫妻による宗次氏ら株主7人に対する実質的な贈与とみなし、贈与税でも約7億円の申告漏れを指摘した。過少申告加算税を含む追徴税額は約4億円とみられ、株主はすでに納付したという。

宗次氏は1978年、壱番屋を創業。運営会社の社長として、国内最大のカレーチェーンを築いた。02年に特別顧問となった後は若手音楽家らの支援に力を入れ、総額28億円の私財を投じて宗次ホールを建設した。

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