米議会、AI使った偽動画を調査へ 大統領選への影響懸念

2019/6/6 4:29
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【ワシントン=芦塚智子】人工知能(AI)を使った巧妙な偽動画「ディープフェイク」について、米下院情報特別委員会が13日に公聴会を開く。同委員会のシフ委員長(民主党)は、2020年の大統領選でロシアなどがディープフェイクを使った介入を試みる恐れがあると警告している。

「ディープフェイク」に関する公聴会を開く米下院情報特別委員会のシフ委員長=ロイター

ディープフェイクは、AIの深層学習(ディープラーニング)と偽物(フェイク)の造語とされ、本物そっくりの偽動画を作成できる技術。シフ氏は4日のワシントンでのイベントで、ロシアによる16年の米大統領選への介入疑惑を挙げ「(次期大統領選で)最も深刻な拡大が懸念されるのは、候補が言っていないことを言っているようにみせる映像といったディープフェイクの利用だ」と指摘した。

コーツ国家情報長官も1月に議会に提出した書面証言で、次期大統領選を巡り「敵国や戦略的競争国がディープフェイクか類似の機械学習技術の使用を試みるだろう」との見解を示していた。

先月末には、ディープフェイクのような高度な技術ではないものの、民主党のペロシ下院議長の講演をろれつが回っていないように加工した動画がネット上に拡散し、問題となった。

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