仏経財相「日産の賛同必要」

2019/6/5 23:43
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5日、記者団の質問に答えるルメール仏経済・財務相(パリ)

5日、記者団の質問に答えるルメール仏経済・財務相(パリ)

【パリ=白石透冴】フランスのルメール経済・財務相は5日、仏ルノーと欧米フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)の経営統合案について「日産自動車の賛同も得なければいけない」と記者団に語った。日産はルノー・FCAの経営統合に対し明確に賛成の姿勢は示していない。ルメール氏は日産の意向にも配慮して、ルノーとFCAの協議を進める必要性を指摘した。

ルメール氏は「日産も統合案(の議論)に関わり、情報提供を受けることが必要だ。(議論の外に)追いやられることはない」と語った。ルノー筆頭株主の仏政府として、仮にルノーとFCAが統合した後に、日産からの協力が得られなければ十分な相乗効果が生み出せない恐れがあると考えたとみられる。

日産の西川広人社長兼最高経営責任者(CEO)は3日、ルノーとFCAが統合した場合、「日産とルノー両社における関係の在り方を基本的に見直していく必要がある」との声明を出している。これまで、明確な統合案への賛成は表明していない。

ルメール氏は福岡で8~9日に開く20カ国・地域(G20)財務相・中銀総裁会議出席のため訪日する。日本滞在中に「西川氏と会う予定はない」とも語った。

ルノーは5日午後に取締役会を開き、FCAと正式な統合協議入りするかどうかを議論する見通しだ。

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